山二園のお茶

環境に左右されない 独自の製茶システム

香りと味を最良の状態に保つため、独自の製茶システムを構築する事により最高品質の茶葉作りを実現しております。

【自然仕立て】
ただただ、美味しい最高のお茶を作りたいと思い、今では珍しくなった「自然仕立て」の手摘み専用茶園と、お茶に最高の条件を与えるため、環境をコントロール出来る多目的オープンハウスで気温調整や水分調整を行い、暖房機にて土中に埋設した土管に熱風を送り込み地温を上げ、地上吹出しにして凍霜害を防ぎ、毎年安定した最高品質のお茶作りをしております。

山二園の茶畑

お茶に最高の条件を与えるため、環境をコントロール出来る多目的オープンハウス暖房機にて土中に埋設した土管に熱風を送り込み地温を上げ、地上吹出しにして凍霜害を防いでいる。
今では珍しくなった「自然仕立て」の為、収穫は手摘みで行われる。
茶葉は摘むタイミングが重要となり、1日の遅れが命取りとなる。その為お茶摘みは近隣の方々の力を借り時には40名以上で素早く摘み取りを行う。
最高品質のお茶は一心二葉のみを摘み取る。
良芽を選び、芽の上方の葉を二枚だけを丁寧に摘む。
摘採された茶葉は酸化酵素を不活性化させる為、摘採直後に荒茶製造へと移す。主に酸化酵素を不活性化させることが第一の目的で、良質な煎茶を製造するのに一番大切で一番神経を使う加工工程となる。
出来上がった荒茶は一定期貯蔵熟成させる事により品質を向上させることが出来る、つまり貯蔵もお茶づくりの重要な工程と言える。

私達が究極を目指す理由

品評会で最高賞を取れる究極のお茶を目指す。
広さ20aの土地から採れる茶葉の量は約100kg、製茶をし実際製品になる量は20kgに満たない。
環境をコントロールするためのシステムを構築し、稼働するための光熱費、肥料代、摘採をお手伝いして頂く方々への人件費、荒茶・製品にする為の設備稼働費用。 考えれば考えるほど、利益の出る製品にする事は難しい。
今では品評会に参加する茶園は驚くほどに減っている、理由は上記に述べた通り採算の合う仕事ではないからだ。
では、何故私達はその究極を目指すのか?
それは車で例えるならば”F1”。
現在の最先端技術を駆使して、研究・実践を繰り返し答えを導きだしていく、そしてその答えは一般の製品へフィードバックされる。採算の取れる中で改善を試みても得られる情報には限りがあり、大きな変化や驚くような答えを導きだすのは大変難しい。何が正しくて何が間違っているのかを見つけ出すのも困難だ。
大きなリスクを抱えながらも挑戦を続け、お茶づくりに真摯に向き合いお茶の歴史と文化を後世に残したい。

そこに私達が究極を目指す理由がある。